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不適切な負担割合エラー続出
医療機関受診のためにマイナンバーカードを窓口でかざしたら、本当の負担割合は3割なのに2割が表示されるといったエラーが絶えません。
全国保険医団体連合会(保団連、住江憲男会長)がトラブル調査の2次集計の結果を公表し、693医療機関で違う表示が出るエラーがあったことが分かりました。
年齢からは考えられない負担割合エラー表示
20歳→実際は3割負担なのに2割負担を表示
6歳未満の小児→高所得、現役並みと後期高齢者医療の表示
など。
32都道府県の医療機関から寄せられた5055件のアンケート回答を集計したところ、693期間で健康保険証の券面と違う負担割合が表示されるエラーが起きていました。
1医療機関で50件のエラーが起きている事例も明らかになりました。
健康保険証をなくすと医療機関がてんてこ舞いに
これらのエラーの原因について保団連は、保険者の登録ミスやシステム仕様による誤登録などがあると分析しています。
そして、「厚労省は全容解明に踏み出すべきだ」と強調しています。
会見で竹田智雄副会長は「(政府のいう)効率化と正反対に、(マイナカード対応に)1人専属で雇用しなければならない状況。健康保険証をなくしたときに医療機関がてんてこ舞いになることは火を見るよりも明らか」と訴えました。
※この記事は、「しんぶん赤旗」の記事を元に書きました。