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レバノンに逃亡したカルロス・ゴーン被告の弁護人を務めていた高野隆弁護士に対し、都内の男性から「被告の逃走を肯定する発言をブログでしたのは重大な非行」などとして第二東京弁護士会に懲戒請求が出されました。
17日、第二東京弁護士会の綱紀委員会が調査を開始しました。
高野弁護士は弘中弁護士とともにゴーン被告の弁護人を務めていましたが、16日に2人とも辞任しています。
同じゴーン被告の弁護士をしていた弘中弁護士に対する懲戒請求も東京弁護士会に出され、同会の綱紀委員会が調査を開始したことが判明しています。
目次
「日本では公正な裁判は期待できない」とゴーン被告を擁護
高野弁護士はゴーン被告逃亡後、自身のブログで「(日本では)公正な裁判は期待できない」などと日本の刑事司法制度を批判、「彼と同じ財力、人脈、行動力がある人が同じ経験をしたなら、逃亡するだろうことは想像に難くない」などと発信していました。
懲戒請求書では高野弁護士について「被告を管理監督する立場にいながら、このような発言をすることは、あまりにも無責任であり、違法行為を肯定し助長する行為です。弁護士としての品位に反する行為であるのは明白です」などと指摘しています。
高野弁護士逃亡に関与した疑いも
また懲戒請求書では、高野弁護士が逃亡に関与した疑いもあるとして第二東京弁護士会に調査を求めました。
高野弁護士は刑事弁護の専門家として知られ、ゴーン被告の保釈請求に際し、監視カメラの設置などの条件を弁護側から提示し、東京地裁の保釈決定に重要な役割を果たしたとされています。
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