巨大地震の発生が近いと言われている、日本海溝や千島海溝で巨大地震が発生した場合、北海道や東北地方では、最大でおよそ30mの津波が到来するとの試算を国の有識者会議がまとめ発表しました。
日本海溝・千島海溝で巨大地震が起こったら各地の震度と津波の想定
この試算では、発生する巨大地震のマグニチュードは、岩手県沖から続く日本海溝沿いで、最大でマグニチュード9.1と予想されています。
襟裳岬から東にある千島海溝沿いでは、最大でマグニチュード9.3の地震が発生すると予想しています。
この地震の結果、北海道の厚岸町、浜中町で震度は【7】。
北海道・青森・岩手のあわせて20の市町村で、震度【6強】を観測するとしています。
また北海道では、津波が高いところで、えりも町で27.9メートル、広尾町で26.1メートルなど、20メートルを超える津波が、地震発生から30分から40分ほどで到達するとしています。
東北地方では、岩手・宮古市で29.7メートル、青森・八戸市で26.1メートルなどとなっています。
政府は、今回の試算をもとに、被害の想定や対策を2020年度中に検討する予定です。
※参考 FNNプライムオンライン 2020/04/21